あなたはミスをした際、どういったことを考えていますか?
こう考えているうちはミスを減らすことができません。ではどうやったらミスを減らすことができるのでしょうか?
『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?』
著者は「失敗学会」というものを組織されていて、ミスの発生原因とその対策を論理的に研究されている方です。
また、著者は工学博士ということもあり、ミス対策は一切感情に依らず、理論で紹介されています。
なので、本書の内容を実践すればミスを確実に減らせるようになります。
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目次
こんな人にオススメ

- ミスが減らない人
- 仕事を速く処理したい人
- ミスをする部下を持っている人
- ミスが許されない仕事をしている人
ミスが減らない人

本書では真っ先にミスが減らない人の特徴と、その対策が紹介されています。
「以後気をつけます」が口癖でミスが減らない人には耳が痛い内容になっています。
私は社会人の3年目ぐらいまではミスばかりしていました。その結果周りからの信頼が無くなり、結果的に四国に左遷されることになります。
当時、本書を読むことができていれば、少し違う人生を歩めたかもしれません。
なので、あなたも取り返しがつかなくなる前に本書で理論的なミスを減らす方法を知ることをおススメします。
しかも、本書で紹介されているミス対策は机上の空論ではなく、新卒社員でも明日から実践できる内容ばかりとなっており、私も読んでいてフムフムとうなずくものばかりでした。
ミスを減らして仕事を速く処理したい人

あなたの職場にもたくさん仕事を抱えているのに、いつも涼しい顔をしていて定時に帰っている人いませんか。
私の職場にもいます。
その人はどれだけたくさんの仕事を振られても定時で帰るので、いやらしい上司がさらに仕事を振るけど、さっさと終わらせて定時で帰る。
ある日、その人に仕事の進め方のコツを聞きましたが、その時聞いた内容と本書の内容に重なることがたくさんあり、「仕事ができる人はみんな同じことを心がけているんだ」と再認識することができました。
要するに、本書を読めばミスを減らし、仕事をサクッと終わらせるコツを知ることができます。
ミスをする部下を持っている人

あなたは部下がミスをした場合、「なんでミスをしたんだ?」とネチネチ聞いていませんか?それは全く効果がないことが本書で紹介されています。
私の昔の上司の口癖が「ミスをしたら8回なんで?と聞くから」という人でした。彼も彼なりの考えがあってしていたことだったと思いますが、結果的に私のミスは減りませんでした。(100%私が悪いのですが…)
では、部下がミスをしないようにするにはどのような指導をすればいいのか?
その指導方法が本書を読めば理解できます。
ミスが許されない仕事をしている人

所詮私が事務作業でミスをしたとしても、人が死ぬことはありません。
しかし、飛行機や電車の設計士がミスをしたら?工事現場の作業員がミスをしたら?
想像するのもおぞましいですが、著者はそういった人命にかかわる現場で働かれているのでで、そのミス対策もぬかりないものとなっています。
上でも何度か言っていますが、著者は理系出身なので、そのミス対策も理論的なものとなっており、どういった現場でも汎用的に使う事ができます。
まとめ
ミスのデメリットってあげたらきりがありません。
ミスをしたらリカバリーに時間がかかる。信頼を失う。人に迷惑をかける。残業が増える…
ミスはしないことに越したことはありません。でもそんなミスは「以後気をつけます」という殊勝な心掛けでは決して減らすことはできません。
本書で紹介されているような論理的な対策をすることにより初めてミスを減らすことができるようになります。
本書を購入してミスを減らすか、今後もミスと一緒に仕事をしていくかはあなた次第です。
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