独学である程度Pythonの勉強が進んだ人はこう思うはずです。
「なんかPythonを使って、Webアプリを作ってみたい」
で、検索するわけですよ。
“Python アプリ”とかで
その検索で出てくるワードが、”Flask”と”Django”なんですよ。
色々調べるとflaskが小規模用、Djangoが大規模用とざっくり理解するんです。
で、じゃあ、次にFlaskの書籍を探すんですね。そこで登場するのが今回紹介する本
「Flask で学ぶ Webアプリケーションのしくみとつくり方」
(2023/06/08 02:59:51時点 Amazon調べ-詳細)
タイトルだけ見ると、めちゃめちゃニーズに合致してる感じしませんか?
私も、この本が発売した時、すぐに飛びついちゃいました。
じゃあ、なんでこの本がオススメしないのか解説していきます。
買わないほうがいい理由

本書、コンセプトは素晴らしいですし、Flaskの解説本ってまだあまり出版されいませんよね。
内容も実際にFlaskを使ってアプリを作っていくという流れで一見よさそうに見えます。
だから、本書を買ってしまいがちなんです。
ただ、そんなコンセプトや内容以前に本書には欠陥があるんですよ。
本書の欠陥は何かと言うと、コード間違いです。
実際に本書を参考に作っていくと、エラーがでて進めないケースが発生します。でも、エラーが出た場合って、今までの経験上、自分のしょうもないケアレスミス、コード書き間違いだと思いますよね。
それで、何時間も検証しても動かない…で、色々調べてみると本書のコードが間違っていたというオチです。
そんな、本のコードに間違いはないという大前提をくつがえすような本が出版されていいのでしょうか。
その後、出版社のホームページで一応正誤表が見れるようになりましたが、間違っているコードが書かれている本を参考書として読み進めることはできますか。
だから、Flaskでアプリを作ってみたい人はこの本だけは買わないように注意してください。
もちろん、本書のコード間違いを素で見つけられるぐらいの知識がある人は大丈夫だと思いますが、そんなレベルの人は本書を買わないと思います。
また、本書を購入される場合はコードの間違いがあるという前提のもと、学習を進めることをオススメします。
ちなみにアマゾンの評価は
その評価が何よりの証拠です。
じゃあ、Flaskはどの本を買えばええねん!っていう話ですけどそれを紹介していきます。
Flaskオススメな入門書

最初にも少し触れましたが、Flaskについて解説されている書籍はあんまり多くないです。
そんな中でもオススメな入門書はこちら
(2023/06/07 14:14:23時点 Amazon調べ-詳細)
電子書籍(kindle)でしか発売されていないため、できれば紙の本を見て勉強をしたい私は購入に抵抗がありましたが、買ってみたら意外とすんなり学習を進めることができました。
まず、本書は全3部構成となっており、1冊600円程度なので、3冊揃えても1,800円弱でお財布にも優しいです。しかも、kindle unlimitedに加入していたら実質0円です。
で、肝心な内容ですが、わかりやすい部類に入ります。
本書はFlaskを使用して質問箱のようなWebアプリの作成を目指します。
また、Flaskの技術的な話だけではなく、データベースへの接続やBootstrapを使用したWebデザインについても触れられているので、Webアプリ作成一連の流れをザラっと学ぶことができます。
なので、先ほども言いましたが、1巻目がたった600円だけなので、とりあえず、1冊目だけ購入して、読み進めたければ2巻以降も購入して、イマイチなら以降購入しないという選択肢が一番賢いと思います。
とりあえず、Flaskに少しでも興味ある人は1巻だけでも購入してみて下さい。
ネットで情報拾うのもアリ
Flaskのオススメしない本とオススメな本を紹介しましたが、ネット上にもFlaskを解説してくれているサイトはあるので、まずはそこでFlaskの概要を見てみるのも一つの手です。