まず、私は残業がとても嫌いです。
でも、そんな残業よりもっと嫌いなものがあります。
残業を美徳として、周りにもそれを強いてくる奴らです。
今でも忘れません。
2015年のクリスマスイブ。
パソコンの電源を切り帰る準備を終えて、カバンを背負った私に同僚(33歳独身女の先輩)が声をかけてきました。
目次
結婚して初めてのクリスマスイブに向けて

私たち夫婦は2015年の3月に結婚し、今の職場(東京)に転勤してきました。
地方出身の2人は慣れない東京での生活に悪戦しながらも、支えあって生活をしていました。
夏も過ぎ、年の瀬が近づくにつれ、「もうすぐクリスマスだね。楽しみだね」と二人でキャッキャ言っていました。
クリスマスは家でパーティーをしようと約束して、指折りかぞえ楽しみにしていたのです。
事前に百均でペラペラのサンタのコスプレやよく見るワシャワシャの飾り付けを買って、準備は万全。
あとはクリスマスを待つだけ。
残業を減らすために頑張る

自分で言うのもなんですが、当時の私の仕事量は少なくありませんでした。
しかし、上でも言った通り私は残業が嫌いだったので、朝は7時ぐらいに出勤し、昼もご飯を食べ終わったらすぐに仕事に戻って、なんとか残業をしないようにしていました。(残業みたいなものですが…)
また、マクロを独学で勉強して、業務を効率化した上で、他人の業務の手伝いをすることも。
そんな努力の結果、私の残業時間は徐々に短くなっていきました。
でも、それがいけなかったのです。
残業好きからの嫌がらせ

私の部署には2人の残業好きがいまして、一人は副部長、もう一人はその副部長に可愛がられてるいつもスッピンの女性先輩(33歳独身)
- 副部長 … イケメンでいつもお菓子食べてる45歳
- スッピン女 … 飲み会の時だけ化粧する京都訛り
残業好きからしたら、定時で帰ることが多い私のことが気にくわなかったのでしょう。
的な嫌味を毎日言われていました。
スッピン先輩が私へ仕事を振る提案
↓
副部長私に仕事を振る
こんな地獄みたいなループが繰り返されていました。
正直、はらわたは煮えくり返っていましたが、ただただ我慢しておりました。
そんなこんなで12月に突入する頃にはまた徐々に残業が増えていきました。
いよいよ迎えたクリスマスイブ当日

上のような事情のため、仕事量が増えておりましたが、クリスマスイブ当日は最強に段取りを組んで完璧に仕事を終わらせました。
時間は18時ぐらい。嫁に今から帰るとラインを送り、帰宅の準備。
パソコンの電源を切って、カバンを背負い、嫁が待つ家に帰ろうとしたその時!
時間が止まるってこういうことを言うんだなと体感しました。
「(こいつはいったい何を言ってるんだ?)」
「(いつもさんざん手伝いさせておいて)」
「(そもそもお前の仕事が遅すぎるせいやろ)」
「(副部長とキャプテン翼の話をするぐらいなら手を動かせ)」
「(いつもスッピンやからたまにする化粧がクソへたくそやねん)」
「(京都訛りが許されるのは安田美沙子みたいな可愛い女だけやぞ)」
「(廊下で挨拶したらちゃんと挨拶返せよ)」
「(30過ぎた女がスプラトゥーン好きなんですーとかほざくな)」
「(beatsのヘッドホン使ってるけど、もっ他に気を使うところがあるやろ)」
「こいつだけは絶対に許さん」
ここで「予定があるんで帰ります」という肝は当時はまだ持ち合わせておりませんでした。
私は魂が抜けたように自分のデスクに座り、カバンを降ろし、本日2回目のパソコン起動。パソコンが起動するまでの空いた時間で嫁に「帰れなくなった」とラインで報告。
「残念。待ってる」とだけ返信が来ました。
この時手伝わされた仕事はガチで中学生でも出来るような書類の整理でした。
よくアニメキャラで怒りすぎて口から血を流したり、目から血を流すことがありますが、あんな感じで仕事をしておりました。(歯周病なので歯茎からはよく出血)
また、怒り狂って死んでしまう、”憤死”という言葉がありますが、あと少しで憤死しそうでした。周瑜みたいになるところでした。
残業を終えクリスマスイブに帰宅

家に着いたのは23時頃。
飾り付けられた部屋で嫁はポツンと待っておりました。ご飯も食べずに。
少し遅くなったけどパーティー開始。冷めたチキンも結構うまい。冷めたピザの耳は殺人的な硬さ。
この時決意しましたね。
もっと業務効率化して絶対に残業を減らすと。
その後、部署が再編されたことにより、異動はしていませんが、副部長とスッピン先輩の影響下から解放されました。
今ではやることはやってさっさと定時で帰宅しています。
たまに、副部長に嫌味を言われますが、昨今の働き方改革のおかげで面と向かって反論しております。
その模様は↓の記事で確認ください。

まとめ
仕事が多くて残業をするのは最悪しょうがないと思います。
しかし、同僚の同調圧力により残業をさせられるのだけは正直絶対に許せません。また、周りが帰らないから帰れないという空気も大っ嫌いです。
残業好きな奴らと戦って、少しでも職場が帰りやすい雰囲気になるようにお互い頑張りましょう。