私の職場では事務用品や部材を購入する時、色々な通販サイトを利用していました。
ちょっと変わったものが欲しい時はわざわざ専門の業者の見積もりを取り、発注して、各社に支払いをするという面倒くさいことをしてました。
ある日、自宅でネットサーフィンをしていると、アマゾンが法人向けのサービスを開始したということを知り、すぐに飛びつきました。
かれこれ1年以上アマゾンビジネスを利用しているので、メリットデメリットをまとめていきます。
正直メリットしかありません!
目次
アマゾンビジネスとは?

アマゾンの法人用サービスです。取り扱い商品は普段使っているアマゾンと変わらないです。
でも、アマゾンを会社で利用するとなると色々な不安や疑問があると思うのでその点をまず実体験を元に解消していきます。
利用開始には何が必要?
追加で確認が必要な場合はアマゾンの担当からメールが届きます。
謄本を準備して、印鑑証明を準備して、申請書を準備して…みたいな煩わしい処理は無いので安心です。
色んな人にアカウントを付与できる?
管理者は利用者にアマゾンビジネス用のアカウントを付与することができます。また、アカウントごとに購買権限も設定することができます。
承認ルートは作れる?
承認者を複数設定することもできるので、紙回覧と同じ承認ルートを作ることも可能です。
また、「〇〇円以上は承認必要」といったルールも決めることができるので、本当に承認が必要な購買だけ承認をもらうというルール決めもできます。
見積書は取得できる?
商品をカートに入れれば「見積もり取得ボタン」があるので、それをポチっとするだけで見積もりが取得できてしまうのです。
もう、いちいち業者にFAXや電話して見積もりを取得しなくていいんですよ!
これメチャクチャ嬉しくないですか?
請求書払いはできるの?
また、登録時は100万円分の買掛金という上限がありますが、継続して利用していれば自動で引き上げてくれます。私の会社では現在300万円までの買掛金になっています。
これはしたことないので、詳しくはわかりませがホームページにはそのように記載されています。
請求データはダウンロードできる?
指定期間の請求データを抽出することもできるので、購買分析も簡単にできます。
アマゾンビジネスのメリット
1年間使ってみた感想は圧倒的にメリットしかないという事です。以下、主なメリットをまとめていきます。
アマゾンの圧倒的な品揃え

アマゾンビジネスは普段私たちが利用しているアマゾンと品揃えはほとんどかわりません。
そう。つまり。
だいたいなんでもあるということです。
アマゾンビジネスを導入する前は、仕事でコスプレの衣装を購入する際、わざわざ専門の業者に見積もりを取って発注をしておりました。またある時は、救急セット、またある時は子供用おもちゃ…全部専門の業者に見積もりを取って発注をしたり、それぞれの通販サイトに都度登録をして購入をしておりました。
しかし、皆さんご存知の通り、アマゾンの品揃えは圧倒的です。
ちょっと変わった商品も、アマゾンにはすべてあります。アカウントさえあれば、ワンクリックで購入できちゃうのです。
しかも、ご存知の通りアマゾンビジネスはアマゾン同様に一般価格よりも安く設定されていることが多いので、経費削減にもつながります。
仕事でちょっとほしいものがあった時に、会社でアマゾンを使えるということはかなり精神的余裕を与えてくれます。
アマゾンビジネスは請求書払いが可能

通常の通販サイトで仕事の物品を購入した場合、請求書払いってできないですよね?
だいたい代引きで処理して、都度経費精算をしていると思います。
しかし、アマゾンビジネスは請求書払いが可能!
いちいち経費精算をしなくても、まとめて請求書払いで処理をできます。しかも、購入履歴はネット上で見ることができますので、購買の分析や見える化に直結させることができます。
管理者は複数の発注アカウントを作成できる

どういうことかというと、管理者権限で色んな人がアマゾンビジネスを利用できるように設定できるということです。
わざわざ物品購入の担当者に「○○発注してください(テヘッ」と言いに行く必要が無くなり自分で全部発注できてしまうのです。
しかも、承認フローや購買ルールもアカウントごとに設定できるので、濫用を防ぐこともできます。
ただし、アマゾンビジネスの権限をむやみやたらとたくさんの人に付与するのはオススメしません。以下その解説。
アマゾンビジネスのデメリット
アマゾンビジネスはほとんどメリットしかないのですが、唯一デメリットが…
これはアマゾンビジネスというより、アマゾンを使う上でのリスクなのですが、アマゾン直販の商品以外も出品されているということです。
いわゆる、”マーケットプレイス”というやつです。
要するに、一般の事業者がアマゾンの軒先を借りて、商品を販売しているのです。
よくアマゾンでトラブルになっているのを聞きませんか?マーケットプレイスで購入した商品が届かないや、商品の状態がよくない等…
つまり、アマゾン上にはあまり評判のよろしくない業者も混じっているということです。
ネットリテラシーが高い人がアマゾンビジネスを利用する際は、こういった業者を避ける嗅覚があると思いますが、そうでない人には注意しないといけません。
以下体験談
私はアマゾンビジネスの登録が完了した後、色んな人に利用をしてほしかったので、同じ部署の人全員にアカウントをばら撒きました。
ある日、注文をした商品が全然届かないという相談を受け、しかもその商品は急ぎで欲しいとのこと。
その人の購入履歴を見てみるとなんと、中国の業者から購入をしていたのです。
google翻訳を駆使して発送状況などを確認しましたが、発送済みという回答のみで商品は届かず…
急いでいることもあって、アマゾンを利用して国内の他の業者から代替品を購入する羽目に。
結局、最初に頼んだ商品は忘れたころに届きましたが、クオリティーは皆が口を噤むレベルの物でした。。。
結局何が言いたいかというと、アマゾンビジネスのアカウントは皆にばら撒くのではなく、ある程度信頼できる人にだけ与えるようにしましょう。
まとめ
アマゾンビジネスは以下のメリットがあります。
- 請求書による一括支払い
- 商品探しの時短
- 購買履歴の見える化
煩わしい物品の購買にアマゾンビジネスを利用することで、働き方改革の一助となり、部署全体の残業時間の削減につながります。
実際に、私はアマゾンビジネスを導入する前に比べ、雑多な購買に関わる時間は圧倒的に短くなっています。
ちょっとでもアマゾンビジネスに興味のある方は、まずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。