2019年現在。
やっと残業規制が社会の潮流となりつつあります。
しかし、数年前までは残業=正義みたいな風潮でしたよね。(まだこの風潮が残っている会社はすいません)
私は2010年に今の会社に入社し、最初に配属されたのは本社の人事部でした。人事部と言えば一応人気(?)部署なので、そこに配属されるのは嬉しかったです。
しかし、それが大きなミステイク(セッツァー風)
めちゃめちゃ忙しい&自分がポンコツで残業時間は毎月80時間を超えるように…
入社式と採用が重なる忙しい季節(春)に最高残業時間160時間を突破しました。
では、毎月80時間を超える残業していると、どんなことが起こるのかご紹介します。
目次
まずは私のスペック
たいしたスペックではありませんが、想像を膨らませやすいように私のスペックをご紹介します。
- 1986年生まれ
- 同志社大学経済学部卒業
- 2010年入社(留年)
- 陰キャ(内弁慶)
ざっとこんな感じです。同世代の人がいたらツイッターからフォローしてもらえると嬉しいです。
残業が増えだしたので引っ越し(これが失敗)

人事部に配属されたとき、残業はそこまでなかったので少し遠いですが実家から通勤しておりました。
しかし、残業が徐々に増えはじめるにしたがい、終電が無くなるという事態もしばしば。
そこで私は終電を気にしなくてもいいように、会社まで歩いて行ける距離の所(谷町四丁目)にマンションを借りることに。
でもこれが失敗だったのです。
当然ですが、引っ越したことは上司の耳にも入ります。
で、当時のクソ上司は鬼のように仕事を振ってきたのです。まるで、お前は深夜まで働けるんだろと言わんばかりに!
また、自分の精神的にも、終電というリミットが無いため、パフォーマンスが落ちる事も…
結果、毎月の残業が80時間を超える事が当たり前に…
残業100時間越えの1日の流れ(しんどい…)

残業がつき160時間を超えた時の1日の流れをご紹介します。
まず、朝8時30分に目覚め、45分に家をでます。会社に着くのは8時55分ぐらいです。
なんでこんなに朝起きるのが遅いかって?それは後々わかります。
さぁ9時から仕事開始!
午前中は殆どミーティング。自分の作業はほとんどできません。
お昼休みは倒れるようにして家まで帰ります。そこでおにぎりを2個食べて30分程仮眠をとります。
午後も相変わらずミーティングと来客ばかりでほとんど何もできません。
17時30分に定時になり、やっとミーティングから解放されます。アメリカンドッグを夕食代わりによく食べてました。
そして、蓄積している疲れにより、誰も来ないトイレで1時間ほど仮眠をとります。
19時ごろからやっと自分の作業ができます。
事務処理をしたり、資料を作成したり、研修期間中だと資料を印刷したり…
また、ビジネスマナー研修で電話を使う時は床を剥がし、配線をすることもありました。
そんなこんなで時間は深夜の2時~3時。帰宅することに。
家に帰ると何もせずにただ寝るだけです。
一番のピーク時(入社式前&新卒研修準備)は↑のような準備を朝まですることもあり、シャワーだけ浴びに家に帰ることも…
残業時間はおおよそ1日6時間以上。
当時は本当にきつかったです…
で、また次の朝を迎えるのです。
残業が増えるとミスが増える

当然ですが、残業が増えれば増えるほど体に疲れが蓄積されていきます。そんな疲れが蓄積されていくと何が起こるかと言うと、仕事のミスが増えるのです。
こうなると完璧に悪循環に陥ります。
- ミスをする
- ミスの対応に時間を取られる
- 残業が増える
- 疲れが蓄積する
- またミスをする
- …
こんな感じです。度を過ぎた残業はミスを誘発するのです。何回、何十回確認しても、残業で疲れが蓄積している場合はミスが発生してしまいます。
ミスが頻発すると次に何が起こるのか。
周りの信頼が無くなるのです。
「また、〇〇がミスしたよ…」みたいな感じでどんどん周りの信頼が無くなっていきます。そうなると、仕事の協力を求めづらくなり、ますます業務を抱え込むことに…
結果、周りの信頼を失い続けた私は入社2年目にして四国の事業所に左遷されることに…(ここで嫁と出会うよ!)
残業が増えると正常な判断ができなくなる

残業が増えると正常な判断ができなくなります。疲れで思考がやられます。
なにが厄介かって、当時は自分が正常だと思い込んでいたことです。
以下、当時の奇行
- パジャマで電車に乗り、実家(谷町四丁目~三宮)まで帰る
- 全面アニメキャラのTシャツを着て徘徊
- ゴミ袋に洗濯物を山ほど詰めて電車に乗ってコインランドリーへ(マンションにコインランドリーがある)
- TUTAYAで60枚ほどCDを借りて、なにもせずにそれを返す
今振り返ると黒歴史ってレベルじゃないのですが、当時は何も思っておりませんでした。それぐらい残業の疲れで思考がやられていたのです。
産業医との面談もありますが、残業による思考力の低下は自覚していないので発覚するのは難しいです。
残業は百害あって一利なし

つらつらと書いてきましたが、要するに何が言いたいかと言うと、残業は百害あって一利なしということです。
そう思われたかもしれません。
だったら業務を自分で効率化するのです。
そこでオススメなのがエクセルのマクロ(VBA)です。
この他にも役立つツールはたくさんあるのですが、”誰でも”、”簡単に”、”無料”で使えるのでマクロをオススメします。
まとめ
当時は私自身が未熟だったという事もあり、月に160時間の残業をしてしまいました。
この経験は本当にきつかったです。心が壊れる一歩手前ぐらいまで追い詰められていました。
しかし、当時の自分は業務を効率化するなどという発想は1ミリもなく、ただ、教えられたとおりに正面突破を繰り返していました。
さながら日露戦争の203高地の戦いのようです。
業務を効率化すれば、残業は必ず減らすことができます。そのための方法を他の記事でご紹介していきます。